ゆでたまごの殻のむき方
そのまま食べても、料理に使ってもおいしいゆで卵。簡単に作れるのがうれしいポイントですが、殻のむきにくさが気になるという方もいるのではないでしょうか。今回は、ゆで卵の殻を簡単にむく3つの裏技を検証しました!検証結果のあとは、ゆで卵を使ったレシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
手軽に試せる3つの裏技を検証!
今回は、さまざまなメディアなどでも取り上げられていてよく耳にする方法を3つピックアップしました。本当に簡単な方法はどれなのか、検証してみたいと思います!
卵の下処理やむき方以外は以下の条件で統一しました。
・賞味期限まで1週間以上ある新しい卵を使用
・冷蔵庫から出したばかりの卵を沸騰したお湯に入れる
・12分ゆでる
・ゆであがったらすぐに冷水に入れて急速に冷やす
※同じ条件で比較するため、今回は冷蔵庫から出したての卵を使用しています。冷蔵庫から出したばかりの卵を沸騰したお湯に入れると、殻が割れる場合があります。火力は湯がボコボコ沸騰しない程度を保っていただくことをおすすめします。
※卵をお湯に入れる際は火傷に注意し、おたまなどを使って卵が割れないようにそっと入れてください。
大切なポイントは、ゆでた後すぐに冷やすこと!そうすると卵の身が縮まって、殻との間に隙間ができてむきやすくなりますよ。
今回の検証は、【殻のむきやすさ】【仕上がり(白身の表面の凹凸など)】【手間の少なさ】の項目でそれぞれ評価しています。それではさっそく見ていきましょう!
殻のとがっていない方にスプーンでヒビをいれる
まずは、スプーンで殻にヒビを入れる方法です。ヒビを入れる場所は、殻のとがっている部分の反対側。内側に空洞があるので、ヒビを入れても中身が出てこなくなっています。
この方法のポイントは、ヒビを大きく入れすぎないこと!ヒビが大きいとゆでている途中に白身が出てきてしまいます。ほんの少しヒビが入ればOKです。
このようにヒビを入れてゆでてみたところ、2つのうち1つは途中で少し白身が出てきてしまいました。慣れるまでは力加減が少し難しいかもしれませんね。
冷ましてから殻をむいてみると…
意外にもきれいにむけました!
ヒビを入れておいたことで薄皮と白身がちゃんと離れていて、殻をむくのにかかった時間はわずか10秒ほど。白身が出てしまうとその部分は少しでこぼこしますが、ヒビの入れ方のコツをつかめばツルンときれいなゆで卵が簡単に作れそうです。
殻のむきやすさ・・・★★★★★
仕上がり・・・★★★☆☆
手間の少なさ・・・★★★★★
卵の殻のとがっていない方に画鋲などで穴をあける
続いては、殻に画鋲やピンなどで穴をあける方法です。こちらも、殻のとがっている方の反対側に穴をあけるようにしましょう。殻に針先を当てて、グリグリとねじるように押し当てると簡単に穴があきますよ。(針の先はあらかじめ清潔にしておいてくださいね)
ゆでてみた結果はこちら。
1つ目の方法よりも、でこぼこが少なくきれいな仕上がりになりました!
かかった時間は約30秒。この方法は殻をむくときにヒビを入れる必要がありますが、全体にまんべんなくヒビを入れてからむくと、とてもきれいにむくことができますよ。画鋲やピン、縫い針など穴をあける道具が用意できる場合は、ぜひ試してみてほしい裏技です。
殻のむきやすさ・・・★★★★☆
仕上がり・・・★★★★★
手間の少なさ・・・★★★☆☆
ゆでてから、タッパーに少量の水と一緒に入れて振る
最後は、ゆで卵と少量の水をタッパーに入れて振る方法です。ちなみに、この方法は半熟卵には使うことができません。半熟の卵は振った衝撃で崩れてしまうので、この方法で殻をむくなら固ゆでのものがおすすめです。
ゆでてしっかりと冷ました卵を少し大きめのタッパーに入れ、少量の水を入れたら準備は完了!
1〜2分ほど振ると、このようにヒビが入りました。
全体にまんべんなくヒビを入れるのは難しいかも…と思いきや、殻をさわってみると下の写真のように細かいヒビが全体的に入っていました。
そして、殻をむいた結果はこちら!
ひとつはとてもきれいにむけましたが、もうひとつは部分的にむきにくい部分がありました。かかった時間はむきやすい方で約10秒、むきにくかった方が約30秒。白身と薄皮がくっついていた部分は少しでこぼことした仕上がりです。
この方法は、卵の個数や大きさ、形、タッパーの大きさなどによってむきやすさに差が出そうです。また、タッパーを振るときの力加減が大切なので、最初のうちは慎重に作業する必要があります。
殻のむきやすさ・・・★★★★☆
仕上がり・・・★★★☆☆
手間の少なさ・・・★★☆☆☆
検証結果を発表!一番簡単だった方法は…
3つの方法を検証した結果、ゆで卵が一番簡単にきれいにむける方法は…
【殻のとがっていない方にスプーンでヒビを入れる】でした!
殻が簡単にむけるのはもちろんのこと、道具を用意する手間や仕上がりなど、トータルでバランスのいい方法でした。どうしてもヒビの間から白身が出てしまって難しいという場合や、煮卵などでツルンときれいな仕上がりにしたいときは、仕上がりが一番きれいだった「穴をあける」方法もおすすめです!
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